こんばんは。
夜通し仕事のあとはやっぱり激ネムいWATでございます。
コーヒーとお茶でカフェイン注入しましたが、眠いものは眠いですね。
こうゆう時は仮眠が許可されています。深い眠りに落ちない40分が限度ですが、パワーナップと言うやつでしょうか。スッキリして後の仕事がはかどります。最短は12分とか、スプーンとかを手にして眠りに落ちて力が抜けてそれを落とした音で起きるのが良いとか色々言われてますね。
私は12分か40分がベストです。
不思議な事に、寝る前に時計を見て何分で起きると決めると大体その時間に起きられます。学生時代に寝過ごさない様に電車で寝てたのが自然に訓練になってたのかもですね。
とは言えだいぶ遠くまで寝過ごした事ありますけど…
京急蒲田から糀谷まで一駅なのに、昔の空港線は同じホームに上りも下りも来るもんだから、部活で疲れててすでに神奈川新町から京急蒲田まで爆睡してて、寝ぼけて間違えて上りに乗ってしまい、座った瞬間に爆睡して押上まで行っちゃったり(笑)
ってすいません、地元トークで…
あ、ちなみに、起きてるパイロットも客室乗務員に定時連絡するとか色々決まりもあるので、二人同時に寝る事はありません。あってはならないので片方の仮眠が許可されているのです。
この前日本で仕入れた水出し緑茶に、左の怪しいのはデーツです。
この前、改装されたドバイの市場で買ってきた美味しいやつです。そのレポートはまた今度。
そして‼︎
行ってきましたよソマリランドのハルゲイサ。
オマーンからイエメンを通ってソマリアに入りました。3時間程度でした。近いもんですね。
しっかしほんと何にもない、レーダーもタワー管制もVORやNDBすらない、サバンナの真ん中にポンと出て来る街の飛行場でした。
この先45kmでエチオピアとの国境です。
朝6時の開港に合わせて飛んで行きました。
滑走路に灯火もなければ進入角度を示すPAPIもありません。昼間の視程がいい時しか離着陸出来ない飛行場です。
朝日が眩しい‼︎
タワーらしき物兼ターミナル兼見送りデッキ(柵)
カーゴの銀色の袋には何が入ってるんだろう…
帰りのソマリア上空。
茶色い高地なんですが砂が舞ってて白くなっててよくわかりませんね。
帰りも同じルートでイエメン領空を通り、海賊が出るアデン湾を越えるとアラビア半島の南、オマーンに入ります。
この辺りは崖から急に海になります。
中東のちょっとしたリゾートのサラーラとかもこの辺りです。
ここでちょっとマニアな紳士淑女向けな話を…
そうゆう僻地の無線と管制の話です。
イエメンは地上との無線がとても弱い上に洋上まではレーダーが届かなず、かろうじてVHFがノイズ満載で入るので、ポイントを何時に通過とかで管制があるのですが、ソマリアはHFと言って短波無線になります。
洋上など陸地の電波局から離れると、音質はいいのですが届く距離の短いVHFは使えなくなり、音質は悪いが遠くまで届くHFが使われ、インド行くときもいつもやっています。
が、ソマリアは電波出力が弱いのか電波が安定しない上に、日の出日の入り前後は電離層の高さが変わり短波無線が不安定なので当てになりません。なので他の飛行機と無線でやり取りしながら、HF交信できた飛行機にあのポイント何時通過とか高度とか伝令頼んだりしながら飛行機同士の間隔を取って飛びます。
オマーンはVHF無線も高出力でノイズなしで入るしレーダーもあるので安全性が格段に上がり、インドからもそうですがそこまでたどり着くとひと安心です。
ソマリア通過じゃなくて着陸とかマジどうなることかと思いましたが、普段通りの仕事で遅れることもなく往復早着でした。いえぃ。
普段眠いだとかダイエットとかご飯減らされたとかPerfumeとかくだらない話してますけど、仕事もちゃんとしてます(笑)
ってPerfumeはくだらなくない‼︎
明日はサウジアラビアのイェンボ(Yembo)です。
それでは皆様おやすみなさい(-_-)zzz
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