答えましょうその5

こんばんは。

また放置のWATでございます。ここドバイはラマダンだからって24時間のロックダウンがなくなっても、まだ感染者数1日400人は出ている訳でむしろそのせいで全く減らないのでは?と個人的には疑ってしまいます。

ドライブスルー検査場

スーパーの入場制限の列もソーシャルディスタンス。

そんなこんなで自らロックダウンしてまして、毎日家事育児に勤しんでおります。

渋滞なくて空気が良くて真っ青な空を時々見上げて飛んでる飛行機見て、今は凄く飛びたいです。が、仕事の状況は変わりません。色々言われますが、正直いつクビ宣告されるか毎日ビクビクしております。

クビになったら日本に帰る…にしても飛行機飛んでないから帰れない…引越し?検疫どうなるの?で帰ってどこに行こう…なんだってやるけど、このご時世仕事なんてあるのか…家族養うだけ稼げるのか…感染リスクが低いのはどこか…

それにより学校も決めなきゃ…なんて考えててホント暗くなる一方です。。。

さて、前回はlovelyさんからのご質問にお答えしましたがいかがでしたか?飛べない生活が続く今となってはなんだか遠い昔のように感じてしまう写真たち。少しは楽しんで頂けたらです。

lovelyさんありがとうございました‼︎

今回はserokoさんからのご質問。
B787はどうやって窮地から抜け出せたんですか?

私はご存知の通りバスドライバー(エアバス乗りの通称)なので詳しい情報はレーティング持っている方より少ないです。

が、そもそも窮地だったんでしょうか?日本で派手にワイドショーなどで報道されたインシデント達の事は分かっています。

けれど改善命令の後、結局耐空証明取れてるんです。その事にはほぼ触れられてませんよね。

散々評判落としておいて戻さない。個人的に日本のマスコミの嫌な所です。

日本の企業もかなりの割合で製造に関わっているのに、何故日本の企業の製品が使われているかにもっと触れて欲しいものです。国益じゃない?

例えばバッテリー。バッテリーも日本の企業の製品です。

火災や煙は飛行機にとって一番怖いもの。それが起きてしまって怖い思いをしたのは確かでしょうが、だからといってその飛行機が悪いのではなく、電池や回路の問題。

新しい技術を使った電池を積んで想定できたなった事が起きた。技術を改善して証明を取ってまた飛ぶ。それだけです。787は効率化のために電気で動くものが従来よりたくさんあります。

新しい技術です。想定外の事が起こるのものでしょう。

問題は、それが起こった時地上に降ろせるプロシージャがあるか。そしてそれからどうするかです。

最近の飛行機は空飛ぶコンピュータです。スマホと同じで、外見は変わらなくてもどんどんアップデートされ、中身はデビュー時と比べて全然違うものだったりします。

例えば私がA380の勉強をしていたのはBatch6でシミュレーターはBatch5。(Batchとはバージョンの様なもの。)表示やプロシージャーがだいぶ違って、違いをまた別に勉強しなければなりませんでした。ちなみに7ではまた大きなアップデートがあるそうで…

飛行機に何が起こっているかは大なり小なり製造元と会社にリアルタイムでデータリンクを通じ送られます。そして航空会社からのレポートや、製造元が問題がある動きやプロシージャーを見つけた場合、マニュアルを書き換えるのですが、マニュアルのアップデートが間に合わなけどこれ重要って時は、製造元がその情報をBulletinとして発行し世界中に配られ、私らはフライト毎にそれを確認します。

飛行機はハードもソフトも問題がある、またはこうした方がいい部分を早くみつけてどんどん改善していくものなんです。そうやって信頼性を上げていい飛行機に作り上げていきます。

ちなみに、例のバッテリーから煙が出た事件の後、関係あるかないかは分かりませんが、A320では煙と火災に
ついてマニュアルのレイアウトやプロシージャの意図の説明がよりわかりやすくなりました。ハドソン川の事故の後には、両エンジン停止時のプロシージャが改善されました。

当初は787はコックピット入ったらすでにcautionだらけ…なんてことが良くあったらしいのですが、最近は減った様です。たくさん改善されたからでしょうね。

サイズも燃費もマーケットに合う様にそもそも良く設計されていた飛行機ですから、737MAXの様な無理がたたって飛行停止になる程の大きなの改善が強いられた訳でもありません。

航空会社も商売です。運航コストが安く、運賃の価格競争に勝てて儲けを出せる飛行機を導入するでしょう。そうして787はどんどん売れてる飛行機になっていった…

と考察します。

一部では今も製造時に問題があると囁かれていますが…どうなんですかね。アルジャジーラの潜入ドキュメンタリーも観ましたが、誰も真実は分かりません。
あんなプラスチックとカーボンの飛行機なんて乗りたくねえ‼︎と言うパイロットもいたりします。主にバスドライバー達ですけど笑

コロナや政治、事件事故。あらゆるニュースには表と裏が必ずあるでしょうから、報道する側は両方とも報じ、それをしないなら中身のないコメンテーターを使って片一方を煽るのではなく事実のみを報じ、それを見る私達の考える機会がさらに増えれば、様々な事柄への理解や知識が深まり社会がより良くなると思います。

あ、最後脱線してだいぶとっ散らかってますけど、言いたい事分かってもらえたでしょうか…
キーは改善ですね‼︎

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