何年も飛行機の中で時差をまたいで人が寝てる間に仕事してると、
どうしても体内時計が一般的な生活をしてる人々とは、変わってくる。
人によっては体調を崩し、
せっかく掴んだ空の仕事を諦めなければならない場合もあるが幸い、
両親に頑丈に育てられたようで、9年間大きな病気はしなかった。
聞くところによると、
その特殊な仕事の時間帯に身体が慣れるのに約半年かかり、
気付かぬうちに自分の体内にとてつもない時差が溜まっていくらしい。
ここで単純に、
24時間時差があったら元に戻るんじゃないか??とも思ったが、
人間の身体はそんなに都合よくできていない様だ。
そして、その仕事を辞めて一般的な時間に戻るのには、
更に半年かかるらしい。
確かに、仕事辞めてすぐに始まった座学の6ヶ月間は、
生活パターンを戻すのに非常に苦労した。
辞めてすぐは一般的な生活に戻れるのが嬉しかったが、
実は数週間でかなりしんどくなって、
早くまた、元の生活に戻ったら身体が楽なのに…
と、何度思ったことか。
そしていよいよ、地上でのトレーニングも残り数ヶ月となり、
24時間稼働のシミュレーターで追い込んでるわけだが、
ここに来て思ってもいなかった敵に遭遇。
そう、奴だ。
17時に寝て0時に起き、2時から8時までの訓練など、
前職でよく飛ばされ、極めていたに近いとも言える、
同時間帯のインド方面の日帰りフライトに比べたら何でもない、
と高をくくっていたが、身体へのダメージが思った以上に甚大だった。
あの仕事を離れて既に1年4ヶ月が過ぎ、
自分の体内時計はいつの間にか一般的な生活に戻っていたのだ。
数カ月後にはまた空に戻るのだが、(試験にパスすれば…)
またその生活に慣れるのに6ヶ月かかるだろう。
前職とは違い、フィジカルな活動は皆無なコックピットで、
早朝であろうが、昼間であろうが、夜中であろうが、
162人の乗客を乗せ、脳味噌フル回転で集中して飛び、
トレーニングキャプテンの質問に答え、
慣れない仕事のプレッシャーに耐え、そして睡魔と戦う。
そう遠くない未来に、確実に襲い掛かってくる見えない敵に、
少なくはない不安を覚えながらも、
いやそんなこと言ってもすぐにまた慣れるはず…
きっとカフェイン攻勢で乗り切れる。
あれ、LCCだからコーヒーも自腹なのか?
コーヒー一杯5dhs(約150円)、
Red bullは10dhs(約300円)、
サンドイッチなんて25dhs(約500円)なんてって書いてあったな…
意外と値段設定良心的?
相場がわからん。LCC乗ったことないし。
自分で持ってく?
待て、液体物持ってセキュリティ通れるか?
魔法瓶持って飛行機乗るなんて、中国人しか見たことないし。
インスタントコーヒー持ってきゃいいのかな?
まさかお湯までお金取らんだろう。乗務員だし…
あ、でもミネラルウォーター売ってたな…5dhsで…
ってか弁当持参は確実だな。
でも腹いっぱい食ったら眠くなりそう…
と、結局とてつもなく意味のない自問自答を繰り返しながら、
朝日の照り返しの眩しい、
砂漠の中をひたすら真っ直ぐに伸びるハイウェイを、
時速120kmで爆走した帰り道だった。
href=”http://stat.ameba.jp/user_images/20130225/16/wataroooo/ab/b2/j/o0600045012434225818.jpg”>
ってfacebookに書きました。
はい。
コピペです。さーせん。。。(TωT)
ちなみに、3枚目はドバイ空港で、遠くにBurj Khalifaが…
あそこには一言書こうと思ったら長文になってしまって…
ほんと、あの疲れ具合ってのが久々で、
嫌なような、懐かしくて心地良いような、やっぱでもしんどい…っていう
ぐちゃぐちゃな感情があったから長文になってしまったんだろうな~。
一気に文章書いたの久々だったわ~
でもみんな最後まで読んでくれて、
激励までしてくれて。。。嬉しい限りです。・°・(ノД`)・°・
UFOみた?とか聞いてくる同級生もいましたが(笑)
ははは
とにかく、フルフライトシミュレーター(FFS)が始まりました。
匂いまでモノホンクリソツですわ(*´Д`)=з
入った瞬間、なつかしくて笑ってしまいまし
た。。。
MFTDでプロシージャーは覚えてたのですが、
いざ本物のスイッチを目の前にすると、5秒くらい止まってしまいました。
ボタン押して、”おおおお~”
スイッチ入れて、”おおおお~”
イチイチ感動☆
初めてのテイクオフはさすがにニヤけてしまいました( ´艸`)
いくら機械といえど、フィーリングは本物と同じように造られてますから。
毎回覚えること沢山で大変ですが、
訓練も残り数ヶ月で山場です。
気合いれてとんできますっ!!(`・ω・´)ゞ—–
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