こんばんは。
スタンバイからカトマンズ日帰り呼ばれてヘロヘロWATでございます。
16時過ぎに出社して、夜の3時に帰ってくるのでその日は体内時計ぐちゃぐちゃで1日が終わりです。何も出来ません。勉強なんて頭に入りません。ここぞとばかりに息子と遊ぶしかないですね、こんな時は。
いやはや、インドのモンスーンがもはや始まろうとしてます。
デリー辺りからカトマンズにかけて積乱雲がボコボコ発生して揺れに揺れました。
お陰で疲労が倍以上…
しかし、なんであの雲たちは自分たちの行く航空路に沿って出てくるんですかね。
参ります…
下はデリーの上空あたり。
80マイル先のピンクの米印がデリー空港。
ND、ナビゲーションディスプレイという画面。
点線が飛ぶ予定だったラインで、実線が実際に飛んでるライン。上の青い三角の方角300度に進路を取ってるのですが、左上の表示にあるように251度の方角から39ノットの風が矢印の様に吹いてるので、多少流されてます。
で三色に色が付いてるところが簡単に言うと活発な積乱雲ですね。
レーダーは大きな水滴に反応するので氷や雹は見えないのですが、その密度?によって色が変わります。
緑はちょい水滴が多いとこ。
黄色はまあまあヤバめ。
赤はヤバイとこ。絶対入らないとこ。
これには出てないですけどピンクは揺れるとこ。
出没の仕方が意地悪ですよね笑
下はネパールとインドの国境あたり。
ルンピニやルクノウ(LKN)、ヴァラナシの辺りです。
国境があるので無線も面倒だし、ダイヤモンドに表示されてるのが他の飛行機で、間隔を取るのは管制の仕事ですが私らももちろん注視します。
±は高度差×100ftです。
真ん中の飛行機の表示の横に51.6Lと出てるのは、航路から51.6マイル、約93km左にズレてますって表示。雲の大きさが分かりますね。
基本は風上に逃げるのですが、国境や他の飛行機の関係でそれが出来ないと非常に揺れます。
お陰で行き帰り2時間ずつたっぷり揺られました。
雲なんてこうゆうのみてたり遠くのモクモクと上がる積乱雲見るにはいいですけど…私らには厄介でしかありません。
昼間は目視できるのでまだマシですが、夜で月が出てなかったり、昨日のように薄い雲に囲まれてる中に積乱雲があったりすると難しいです。
レーダーと、他の飛行機の動きと、風と高度とスピードと、そして経験を駆使して仕事します。
私らはある季節だけ激しくコイツらと戦いますが、東南アジアら辺なんて通年戦ってるんですよね。
リスペクトです。。。
明日は朝から息子の野球で、夜はアメリカ人チームと硬式の試合です。
筋肉痛に負けないぞー‼︎笑
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